補聴器を何歳くらいから
使い始めるのがいいのか、
というご質問をいただくことがあります。

人によってさまざまな答えをお持ちだと思いますが、
私自身は、ご本人や周囲の方が
実生活できこえづらくなっていると知った時点で
使い始めるのがいいと思います。

これは我田引水といったわけでもありません。

使い始めるのが早いほうがいいのには
2つ理由があります。

一つは
補聴器の音に慣れるためです。
補聴器はアナログからデジタルへと移行し、
自然な音になってきていると思いますが、
そうはいっても
自分の耳で聞いているのとは違うためです。

二つ目は
補聴器の使い方に慣れるためです。
どれがスイッチか、ボリュームか
電池はどう扱うのか、などと
わかってしまえば、
それほど難しくはないでしょうが、
最初はどなたでも
少しおっかなびっくりです。

三つめは
補聴器というものを理解するためです。
夫婦も結婚してからわかることがあるように、
補聴器も使ってからわかることがあります。
末永くお付き合いするには
最初の衝突も上手にやり過ごす必要があります。
誰しも年齢を重ねるごとに
億劫になりがちです。
個人差はあるものの、
周囲の方が補聴器を勧めたとしても
「みんなが大きな声で話しかけてくれるからいいや」と
ご本人が思うこともあるようです。

ご家族や介護のお仕事に携わってらっしゃる方の負担を
軽くしてあげるためにも
聞こえにくくなったと思ったら、
補聴器を使うことも
視野に入れておかれることもいいでしょうね。