2016年は年明けから週刊文春のスクープで
芸能界は大騒ぎでしたが
3月3日の耳の日には
シニアの健康特集ということで
補聴器にスポットが当てられました。

記事のなかでは
日本の耳鼻咽喉科の権威である
慶応義塾大学小川郁教授※のコメントが掲載されています。

要約すると、以下のようになります。
(原文のままではありません)

・加齢によって聴覚が衰えることはごく自然なことであって、
騒音などの環境に日常的に身を置く生活を送っている人は
聴覚機能の低下も早まる。

・耳は極めて精密にできており、
本来、音を感じ取るだけではなく、
音の特徴をくっきり捉える機能も備えているが、
前述のようにその人の生活環境にも左右される。

小川教授のコメント
・本来、人間の耳に入る周波数は幅広いが、
それを外有毛細胞が、特定の周波数の感度を高めて
他の音は抑えるようにコントロールしている。

・人間の耳はもともと
20ヘルツから20000ヘルツまで聞こえますが、
70代後半になるとその上限がヒトケタ変わり、
2000ヘルツ程度にまで落ちてしまう。

・英語やフランス語は高い音が多いので
4000ヘルツが聞こえないと
日常生活を送りにくいだろうがが、
それに比べて低音域が中心の日本語でも
2000ヘルツ前後が聞こえないと
会話しづらくなる。

決して文春の回し者ではありませんが、
100円を4枚握りしめて、
本屋に行かれても損はないと思います。
明日も続きます。

※小川郁教授の経歴
1981年慶応義塾大学医学部卒。
ミシガン大学クレスギ聴覚研究所研究員を経て現職。
日本耳鼻咽喉科学会副理事長。
日本耳科学会理事長。
国際耳鼻咽喉科学振興会評議員。