補聴器を購入した方のなかには買ってからわずか1、2カ月で壊れて、
補聴器店で修理をしても、またすぐに故障させてしまう人がいます。
その一方、10年以上うまく使っている人もいます。
補聴器はいつも耳のなかにあって、四六時中肌身離さないものです。
そのため、どれくらい使い続けることが出来るかは、
その人の管理の仕方によってずいぶん違ってきます。
最近の防水や防塵タイプの補聴器は錆にも強いので、
以前の補聴器よりも長持ちすることが期待されています。
しかし、使う人の聴力は時間とともに変化していきます。
また新しい補聴器が出てくることを考え合わせると、
5~6年ぐらいを一つのメドで買い替えなさる方が多いです。
補聴器は精密機器ですから、水や湿気に非常に弱いところがあります。
まず気をつけなくてはならないのは汗です。とくに耳かけ型では、頭
にかいた汗が髪の毛を伝わって補聴器の中に入り、故障の原因になります。
スポーツをするときには、とくに注意が必要です。
雨のときにも補聴器がぬれてしまわないよう注意しましょう。ぬれた
ままの手で補聴器を触ることも避け耳につけたまま風呂にてください。
入ったり洗濯機の中に落とすようなことは、もちろん論外です。
湿気のためにサビてしまうこともあります。
湿気の多い場所へ行くときにはできるだけつけていかないようにして、
どうしても使わなくてはならないときには使用後にできるだけ早く乾燥させてください。
最近では水や湿気に強い防水性能に優れた補聴器も多く出ています。
補聴器はさまざまな汚れによっても調子が悪くなります。
とくに耳あな型では要注意です。耳あかが補聴器の中に入って、その酸で壊れてしまうこともあり、
音道(音の出口)をふさいで音が出なくなることもあります。
耳あかがたまりすぎないように注意することと、
耳あかが補聴器の中に入らないよう耳あかガードを付けて、ときどき取り替えることも必要です。
また、補聴器をつけたままへアスプレーや香水をかけないこと、整髪料の付着も注意してください。手が油などで汚れたときは、しっかり洗い落としてから触りましょう。
補聴器は非常に精密な機械なので、強い衝撃で壊れてしまうことがあります。
コンクリートのような硬いものの上に落とさないよう、補聴器を扱うときは座って、なるべく地面や床に近い位置で行いましょう。
また、小さい子供がおもちゃにして壊したり、犬や猫がかんで壊してしまうこともあります。補聴器は、ペットが近づいたり子供の手が届かない場所に置くようにしてください。
 高温、冷気
補聴器は熱に弱いので、ストーブのそばやクルマのダッシュボードなど高温になるところには置かないよ
うにしてください。また、ぬれたからといってドライヤーで熱風を当てくなります
補聴器は熱に弱いので、ストーブのそばやクルマのダッシュボードなど高温になるところには置かないよ
うにしてください。また、ぬれたからといってドライヤーで熱風を当てたりしないでください。
一方、低温には比較的強いのですが、暖かいところに戻すと気温差にょって結露が生じることがあります。
たとえば寒い屋外から暖かい部屋に戻ったときなどには、乾燥剤の入った箱の中でゆっくりと室温に戻してください。
なんといっても一番怖いのが紛失です。故障は修理が可能ですが、紛失は買い直す以外にありません。
使わないときはつねに同じ場所に置くようにし、
外出先で補聴器を外したときには、必ずカバンやバッグに入れるように習慣づけましょう。
なお、規定の期間内であれば紛失に対応してくれるメーカー(一部の補聴器に限る)もあります。