周囲の人と話をすることが少なくなる

聞こえにくくなると、
聞き返すことが増えてきます。
同じ相手に同じ内容を繰り返し伝えるのは
なかなか大変です。
話のテンポやリズムもあるでしょう。

同じことをゆっくりと丁寧に話す必要がありますが、
話す側にとっては、
声のボリュームを変えたり、
話し方を変えることは負担になります。

さらに周囲が騒がしい場所であれば、
大きな声を出すことも気を遣います。
御本人にしてみても、
話の腰を折ることを避けようと
聞こえていなくても相槌を打ったり、
ものわかりのいい人になりがちですが、
それは苦痛なことなので、
人と会う場を避けるようになります。

そうして、話の輪に入ることも難しくなり、
お喋り好きだった人が、聞き役になり
黙りがちになることは難聴が原因のことも少なくありません。

やがて、人と会ったり話す機会が少なくなると
感情の起伏が激しくなり、
ますます周囲とのコミュニケーションがとりづらくなり
孤立感を抱えて過ごすということもあります。

難聴は少しずつ進行していきます。
聞こえないことや不便さに気づきながらも
我慢を重ねつつ、
次第に聞こえない状態にも慣れてしまいますが、
その前に一度ご相談いただければと思います。

うつ病になることも


難聴と正常な聞こえの人との間では

抑うつ傾向になることが見られることがわかってきました。
※ジャパントラック(補聴器工業会レポートより)
難聴をそのままにしておくと、
人との交流が少なくなり、内にこもりがちになりであり、
補聴器を使いながら外部の音を
上手に取り入れることが
コミュニケーションをとり、
引きこもらずに積極的な生活を過ごす一助になる可能性があるということです。


難聴と認知症には関係が

認知症の原因の一つとして難聴が挙げられるのは
音は本当は脳が聞いているということです。
しかし、難聴であると音を解析するのに
脳が過大な能力を使いヘトヘトになり、
余力がなくなるからだということです。
もう一つは、脳は刺激があると回路が活発になりますが、
反対に使わないと、その機能が衰えるからだと考えられています。
音が聞こえにくく、コミュニケーションが少なくなると
脳を刺激する機会もなくなり、認知症の一因だと言われています。