身体の調子が悪くなってからよりも、
健康な時からアンテナを張って
医療に関する情報に触れておくことは
転ばぬ先の杖として日々の体調管理にもなります。

「聞こえ」に関しても
実際に聞こえにくくなってから難聴について知るよりも、
最初からある程度、知識を持っていると、
難聴がわかった時に、慌てることも少ないかもしれません。

ところで、難聴にはいろいろな種類がありますが、
大きく2つに分けられます。
それは伝音性難聴と感音性難聴です。

伝音性難聴とは、
耳の中の神経(内耳)は大丈夫だけれども、
中耳になんだかの問題があるということです。
これは、音を受け取ってからの道がデコボコ道になっていて
音の届け先に行きにくいということなので、
補聴器で音のデコボコ道を舗装すれば効果があります。

感音性難聴は
耳の中の神経(内耳)に問題があり、
聞こえにくい状態になっているということです。

感音性難聴は音を受け取ると
道路もキレイでスイスイと行けるけれども、
送り先の家のドアが閉まっている状態です。
これを補聴器を使って、「トントン」とノックしても
相手(内耳)は居眠りをしているか、
虫の居所が悪いと、居留守を使ったりと
門前払いを食ってしまうことがあって、
なかなか音を届けることが出来ない状態です。

さらにこの2つの他に、
混合性難聴という伝音性難聴と感音性難聴を
ミックスした難聴もあります。

年を重ねて聞こえにくくなった場合には、
このタイプが多くみられ、そういった場合は
老人性難聴ともいわれています。
「耳の手術をしたら難聴が治るのでは?」と
お尋ねになる方もいらっしゃいますが、
このタイプは残念ながら有効な手立てはなく、
現在は補聴器を使って
その聞こえをカバーするのが一般的な方法となります。

つまり、70代以上の方の場合、
「なんだか最近聞こえにくいな」と感じた場合、
その多くは補聴器を使う入り口に立っておられることが多いようです。