引き続き、
国民生活センターに寄せられているケースをみていきましょう。

試聴した補聴器は聞こえたが
購入したものの何度調整しても聞こえない。

祖母が、病院に出張販売に来ていた業者と
補聴器の契約をした。
購入前に補聴器を借りて試していたときは、
まあまあ聴こえたので
これならよいと思い購入したものである。
その後、半年の間に7、8回店で
調整をしてもらっているが、聞こえないようだ。

あおぞら補聴器の見解

借りているときには聞こえたけれど、
実際に使うと聞こえない。
これはいったいどういうことが考えられるでしょうか?

先ず、試していた補聴器と
実際に売った補聴器の種類が違うことはないと思います。
もし試していた補聴器と違っていたら
器種を変更すればいいだけの話になるからです。
だから、試聴の段階ではそれなりに納得して
購入されたはずです。

しかし、今回のケースは
補聴器を使っても、
語音明瞭度(言葉の聞き取り)が
それほど改善せず、
短期間で結果を求めるお客様に対して
応対に困っているように感じます。

というのも、
調整を7、8回繰り返しているという点が気になるからです。
本来、専門員に調整の腕に自信があれば
そこまで毎回調整につぐ調整が必要ないように思うからです。

つまり、補聴器は使って
すぐに聞こえる部分もありますが、
トレーニング期間として
数か月はみていただいたほうがいいところを
腕に自信がないというよりも、
聞こえないというお客さんに押し切られて、
再調整につぐ再調整で
音が一つのところに落ち着くことなくなった状態だと想像されます。
お客様ご自身も
いったん持った不信感を払拭出来ない
悪循環に陥っているのではないでしょうか。

販売店側は
一定の期間が必要な点と補聴器に限界があることを
ご理解いただけていないという
もどかしさがあるのではないでしょうか。

このように、
高齢者へモノを販売するときに注意したいことは
世間には振込み詐欺のような
高齢者をカモにする悪質なグループがある一方で
きちんとした手順で販売するものの、
理解してもらっていない場合も
結構多いと考えらます。

つまり、お客様が高齢者であるがゆえの
モノを販売する難しさがあります。