国民生活センターによると
補聴器に関する相談は10年前に比べ、
およそ2倍に増えています。

そして、注目すべきは2014年のデータです。
通信販売による苦情は
一年前と比べて46%の増加と
非常に多い状況にあったのです。
情報化社会と言われる世の中にありながら、
こと補聴器に関しては
まだまだ一般的には十分には知られていない分、
販売時にトラブルが発生していると考えられます。

通信販売では聴力を測定していないため、
結果として、
その方の聞こえに合わない
集音器や補聴器が送られてくることになります。
たとえば、学生がテスト範囲を知らずに、
教科書を広げて勉強をしようとするようなもので、
通信販売で購入するのは
避けたほうがいいといえます。

そういったこともあり、
補聴器はこれからも10年ほどは
対面販売が中心で、
丁寧なご説明が必要とされることは
変わらないように思います。

では、どうすれば上手に
補聴器を選ぶことが出来るのでしょうか?
私は、可能であれば、
ご家族と一緒にご相談いただくのが一番だと思います。
というのも、
お一人の場合、お店のほうも少し困る場合があるからです。

実際に私が経験したことですが、
あるお客様は、
一回目と二回目で仰ることが180度変わり、
三回目も二回目とは180度変わって、
結局、最初の補聴器に決まるなんてこともあります。

そうすると、
どなたかお客様の付き添いがいらっしゃらないと、
将来的に「言った。言わない」の
恐れが出てこないとも限りません。
この場合、ご家族とご連絡をとることで
事なきを得ましたが、
消費者と販売店双方とも
誤解が生まれないよう、
コミュニケーションの取り方を
工夫する努力が必要とされています。