補聴器のご相談を受けてよくあるのが、
「補聴器って雑音がするんでしょ?」というご質問です。

これには2つの原因があります。
一つは本当の雑音です。
どういうことかと言うと、
通信販売で購入された補聴器であったり、
補聴器の専門店でない場合、そういったことがあるようです。

通信販売だったら、
先ずその方の聞こえ具合(聴力)に合ってあっているかどうか
わからないまま商品が送られてきています。
これはたとえば、入れ歯を通信販売で買うようなものです。
歯には一人ひとりの歯型があるように、
耳にも一人ひとりの聞こえ具合があります。
そうすると、不必要な音が聞こえてきたり、
全体的に音量が物足りないことがあって当然です。

また、補聴器を販売しているけれど、
補聴器の扱いに不慣れなお店も多いようです。
補聴器は、電気屋さんやメガネ屋さんでも販売しています。
なかには補聴器に詳しい方もおられるでしょうが、
店頭に立っている方の誰もが詳しいワケではないと思います。
このことは、以前のコラムで取り上げたように
私がお店をオープンした時の
お客様からの声から肌で感じるものでした。

次にあげられるのが、
今までお客様が、本来聞こえているべきであった音が
聞こえていない状態で生活されていたことが原因となる場合です。

長年聞こえていないことが当たり前になっている方にとって、
普段、健聴者が無意識に聞いているような音、
たとえばエアコンの音であったり、
足音や車の走る音のような生活音に対しての意識が薄れています。
そんななかで、補聴器を使ってみるとどうでしょうか?
「いろいろ音が聞こえてきて。補聴器ってうるさいな」
とこうなるのです。

ですので、そういったことに対してのご説明が必要で、
難聴と補聴器についてよく理解されたうえで、
補聴器をお使いになるほうが、
快適な補聴器ライフを過ごされる方が多いように見受けられます。