国連の世界保健機構(WHO)では
補聴器の装用は41デシベルから勧められていますが、
日本では補聴器に対するイメージや
日本語が外国語よりも
低い音域を使用しており、
加齢を起因とした高音域から始まる難聴に対して、
いささか無防備な状態といえるため
補聴器の普及が遅れています。

さて、日本では障害者総合支援法によって
身体障害者手帳が交付されるのは
70デシベルからですが、聴力のレベルによって
それぞれ、次のように等級が定められています。

2級  両耳の聴力レベルがそれぞれ100dB以上のもの(両耳全ろう)
3級  両耳の聴力レベルが90dB以上のもの(耳介に接しなければ大声語を理解し得ないもの)
4級  両耳の聴力レベルが80dB以上のもの(耳介に接しなければ話声語を理解し得ないもの)
     両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下のもの
6級  両耳の聴力レベルが70dB以上のもの(40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの)
     一側耳の聴力レベルが90dB以上、他側耳の聴力レベルが50dB以上のもの

一般的には
4級と6級は高度難聴用補聴器が、
2級と3級は重度難聴用補聴器が交付されます。

こうしてみてみると、
日本で補聴器が交付される人は
実生活で補聴器がなければ、
明らかに支障がある方で、
補聴器を使っても、
言葉をはっきりと理解するには難しい場合が多いです。
国連の推奨する41デシベルには
ほど遠い現状ですが、
日本の財政状態を考えると
公的な支援の拡充を期待することは
望めないと考えたほうが良いのかもしれません。