補聴器の効果や性能についてよく理解していただけるのは
どのような方でしょうか?

それはご家族やヘルパーさんなど、
普段からそのお客様と接しておられる方々です。

初めて補聴器を試される方のなかには
「補聴器をつけていない時と変わらない気がする」と
私に不安そうな顔を向けられることもあります。

ところが、そのご本人の様子を見ていたご家族は、
「今まで、これくらいの声で
 私が話しかけても全然聞こえてなかったのよ」
「つけている時のほうが山本さんの声がよく聞こえているね」と
そう仰る場合がほとんどです。

また、5年、10年以上と
長年補聴器を使っておられる方に新しい補聴器を試していただくと、
「こっちのほうが、音がすっきりしている」とか
「着け心地がよくなっているね」といった風に
補聴器の繊細な音の違いに気づかれる場合も少なくありません。

「初めて補聴器を買ったときは
手頃な値段のモノにしたけれど、
今度はもう少し性能のいいものにするよ」
といったように、
ご自分で補聴器について勉強なさっている方もおられます。

補聴器を使えば使うほど、
日常生活が快適に過ごせることに気づかれた方は、
音ソムリエの道を歩まれます。
手放せなくなって
そのままお風呂には入ってしまう方もおられるほどです。
(補聴器は一部の商品を除き、水は故障の原因となりますので、
 注意してください)

今まで家族や介護なさっている方との会話にも一苦労だったけれど、
補聴器一つで、会話を楽しめるようになる方も珍しくありませんし、
周囲の方々も、
大きな声を出す必要があったのが、
地声で済むようになり、負担も減ります。

今でも日本は介護の人出が足りないといわれていますが、
これからはさらに不足することが懸念されています。
人を増やすことが出来なければ、
介護に携わっておられる方の作業や負担の量を減らす必要があります。
コミュニケーションツールの一つとして
「利用者さんに補聴器を使って欲しい」といったような
介護の現場の方々からの
ご希望も増えてくるのではないでしょうか?