補聴器はチャンネル(バンド)数によって価格に差が出てきます。
チャンネルは、補聴器を買う時には
カタログや販売員の方からご説明を受けても、
「へえー、そういったものがあるんだ」といった程度で
この段階では、実際にどう違うのか、理解することは難しいです。

しかし、補聴器が初めての人であっても、
補聴器を使い続けると、次第にベテランになってきます。
そうすると、
「もう少し、全体的に音を大きくしてほしいなあ」
「テレビから聞こえてくる声をもっと聞き取りやすくして欲しい」
「雑音をなるべく抑えてほしいなあ」と
色々補聴器に対してのご要望が出てきます。

そんな時に、この「チャンネル数」はヌッと顔を出してきます。
チャンネルの数が多ければ多いほど、
どの音(周波数)が聞こえにくくなっているか原因を探り当てて、
その部分の音だけをカットしたり、大きくすることが可能なのです。

そのため、会話音と雑音を瞬時に判断して、
雑音の成分だけを見つけて、抑えてくれるようなこともしてくれます。
つまり、そのチャンネルの数が多ければ多いほど、
ホントにいらない音だけを省いてくれるということになるので、
チャンネルの多さは豊富な調整量につながるのです。

たとえば、散髪屋さんに行っても、
カミソリしか持っていない理髪店の人だと、
いくらお客さんが
今日は「パーマにしてもらおうかなあ」と思っていても、
店を出る時には「ツルピカ」になっています。

そうではなくて、
先ずカウンセリングをして、お客様の本当の希望を聞き出して、
パーマをかけてくれるとか、髪を茶色に染めるとかいったように
似合う髪型を提案してくれるような
きめ細かい対応が出来るタイプが補聴器にもあるということです。

もちろん、髪型が気に入らないこともあるように、
調整してもらった音が、なんだかもう一つの時もあるでしょう。
その時は、もう一度お店に足を向けなければなりませんが、
今の補聴器は何通りもの調整が出来るので、
その細かな調整機能がついているものが
あとあと便利だということになります。

そして、どの店に行くのかも大切です。
調整するときは、お客様が不便を感じている部分を
教えていただく必要がありますので、
時間をかけて、ゆっくり調整していただけるようなお店選びが大切になります。