昨日のラジオ出演の打ち合わせでも話題になったのが、ハウリングです。
「補聴器をつけている人から
『ピーピー』といった音が聞こえてくるのは何ですか?」というわけです。
このコラムを読んでおられる中にも、
補聴器をつけて横に座っていた人から
キーンと音が聞こえてきて
驚かれた経験をお持ちの方もおられることだと思います。

これは、補聴器によって増幅された音が再び、
マイクに入ることで起こる現象です。
最近は、技術の進歩によって改善されつつある問題ですが、
ここ10年ほど前までは、
補聴器をお使いになるお客様から
「なんとかならないかなあ」とよく耳にする症状でした。

難聴の方にとっては、
聞こえないと、どうしても音を大きくして、その音を聞こうとされます。
ホントのところ、補聴器のボリュームを大きくしても
話し手の言葉を聞き取ることは難しいのですが、
そのことをわかっておられても、
人情として補聴器のボリュームに手がいってしまうのです。

ただ、音を大きくすると必然的にハウリングが起こりやすくなります。
聞きたい音が聞こえないばかりでなく、
音が周りに漏れてしまう結果になるのです。

しかも、外に漏れた音は「ピー」と聞こえる周波数の高い音で、
難聴の方は、一般的には
高い音から聞こえなくなっている方がほとんどなので、
周囲の方は気づいているけれども、
ご本人には全く聞こえていらっしゃらないこともあります。