聴力の低下は加齢ではなく
動脈硬化と日常的に騒音にさらされていることが原因だと
2007年に日米で発表されています。

ただでさえ耳の中の血管は細いですが、
動脈硬化になると血の巡りがさらに悪くなります。
すると有毛細胞への栄養が不足がちになって
結果としてアポトーシス(細胞の自殺)に至るなどして、
難聴を招いてしまうのです。

また、血圧や血糖値、コレステロール値が高いと
血流障害が起こりやすくなります。

また、たばこのニコチンが原因で血流が悪くなります。
たばこを吸うご本人は一服している積りが
細胞にとっては責め苦を味わささせることになっているのです。
結果として耳鳴りや難聴になる方もおられます。

少量ならアルコールも血流を良くするとも言われていますが、
過剰な摂取はめまいや耳鳴りの原因で
内耳に悪影響を及ぼすこともあり、
突発性難聴の方は避けたほうがいいです。

難聴は年齢によって避けられない面はあるものの、
動脈硬化や騒音性難聴といった、
日々の生活での習慣が蓄積され、
それが目に見える形で現れてくるのが高齢になってから
といったケースが多く、
今までは「年をとったから」の
一言で片づけられていましたが、
適度な運動と休息で規則正しい生活を送り、
丈夫で長持ちを目指せるといったふうに
考え方を変える必要がありそうです。