有毛細胞がダメージを受け、
いったん耳が衰えると、
機能が元に戻るような技術は
今のところありません。

しかし、音は耳だけで聞いているわけではないのが
面白いところです。

小川郁教授によると、※
「聞こえを司る脳の聴覚中枢を鍛えるため
早めに補聴器を使ったほうがいい。
脳は情報量を増やし、
刺激すればするほど活性化します。
補聴器を付けて音を補うことは、
脳の情報処理を助けることになります」と述べられています。

また脳の可塑性(脳機能を取り戻す力)が
年齢とともに低下していくため、
補聴器の早期装用が効果的で、
その後の耳ライフにも影響します。

「脳は環境に順応し、聞こえの悪化を放置すると、
音の刺激が少ない状態に慣れてしまい、
補聴器のトレーニング効果は出にくくなります。
事故後のリハビリは早めに取り組んだほうが
運動機能を取り戻しやすいように、
難聴の症状をが出始めたら
早めに補聴器をつけた方が効果的です」※

あおぞら補聴器で
初めてご相談される方のなかには
「まだつけるのは早いかなあ」とおっしゃる場合もあります。

しかし、早い装用の方が
補聴器の操作をマスターしやすいですし、
耳の聞こえが脳に大きな影響があることを考えると、
思い立ったが吉日だと思います。

何かと暗い話題も多い日本ですが、
もっと補聴器をつけて元気なシニア世代が増えれば、
これから高齢化社会を迎える
先進諸国の良きモデルケースと
なりうるのではないでしょうか?

※週刊文春の3月3日号
シニアの健康特集補聴器編の記事からの
要約です。