これも一種の職業病でしょうか、
散髪屋さんなら
行き交う人であっても髪に目がいかないことはないように、
私も魅入られたように
人の耳を見てしまうことがあります。
これが眼医者さんなら大変です。
瞳を見つめているとあらぬ誤解を受けてしまうかもしれません。

それは兎も角、補聴器のお店にいると
補聴器を目にすることは日常的なことで
特別なことではありません。
その一方で、一歩外を出れば、使っていない人がほとんどです。

けれども、昔はメガネもそうでした。
アメリカの大統領が演説をするときに
「お見苦しいですが」と聴衆に断ってから
メガネをかけていた時代がありました。
私自身、ド近眼で、朝起きれば、
まずはメガネを探します。
朝から晩まで、
場合によっては寝ている時もかけていることがあります。
またメガネやコンタクトは
眼鏡屋さんが店舗で構えるだけでなく、
眼科医と連携して、
場合によっては医院のなかにメガネ屋さんが
入っていることもあります。
私は補聴器にも同じような流れがやってくると思います。

その背景としては
高齢化ばかりでなく、ヘッドホン難聴や
認知症予防の手段としての役割があります。

補聴器や集音器などで
聞こえを補おうとする人は増え、
使う人が多くなれば多くなるほど、
使うことが特別なことではなくなります。
そうすると、補聴器を隠すのではなく、
魅せるようになってきます。

そういった時代の流れからして、
今は補聴器を使っていない方であっても、
周りに使う人が増えてくるので、
補聴器について理解しておくことは
使う方のことを理解することにもなるといえるのかもしれません。