年をとれば、
俗に目、歯、ナントカの順番で、
体の不調を訴える人が多いと言われますが、
このなかに耳が入っていないことが不思議です。

その国で使われている言葉を見ると、
その国の人たちがどのような考えをもっていて、
どんなことを大切にしているかわかるというので、
日本では、体の他の部位と比べると、
今まで「耳」は、なおざりにされてきたといえるのかもしれません。

しかし、10年後、
高齢者の5人に1人が認知症になるといわれ、
その認知症の原因の一つとして
難聴がクローズアップされています。

また、老老介護とかいった言葉に代表されるように
介護するほうもされるほうも
耳が聞こえにくくなれば、
補聴器に手が伸びることは、ごく自然な成り行きです。

補聴器の出張訪問の依頼をいただく際には
ご家族ばかりでなく、
介護の現場の方から
「いい補聴器ないですか?」と
訊ねられることも増えてきました。

そして、実際にお家や施設へ伺うと
コミュニケーションをとる時に
補聴器があれば、
介護の負担がいくらか軽減されると仰います。

昔のカッコ悪い補聴器のイメージが強く
周囲が勧めても
文字通り「聞く耳を持たない」人もおられますが、
身近な方で、
補聴器を使う必要のある人が出てくるときに、
ああ、こんなことを言っていたなと
思い出していただければ、幸いです。

補聴器を通して介護なさっている方々を
側面からの支援出来ればと
今日も出張しておりました。