10年ほど前までは、まだデジタルとアナログの割合は
どっこいどっこいでしたが、
現在の補聴器は、アナログ補聴器からデジタル補聴器に
ほぼ完全に移行したといえます。

アナログ補聴器とデジタル補聴器は何が違うのかというと、
音を調整できる範囲と、
お客様のご要望に応じることの出来る手段の数が全く違います。

まず、アナログ補聴器はツマミがついていて、
その部分を専用のドライバーで回すと音が
やわらかくなったり、音量感が増したりしたものでした。

しかし、それだけではご想像の通り、
音がピーピー鳴るといったハウリングであったり、
自分の声が響いて聞こえたり、
周囲の音がうるさくて肝心の話し声が聞こえないといったご不満があった場合、
一つ、二つの方法を試すしかない、といったような状況もありました。

ただし、デジタル補聴器は違います。
お店で補聴器をパソコンにつないで、
専用のソフトを使って調整をすることが出来るのです。
すると、この問題はパソコン画面でクリック一つ、
この問題もマウスを使うと「あーら、不思議」、
アナログ補聴器と比べて随分解消されるようになってきたのです。

野球でいえば、今まではボールが飛んできても
草野球のオジサンのグラブには
穴があいていてエラーになっていたけれど、
今では、イチローがボールをキャッチしてくれるようなものです。

補聴器が初めての方にとっては、
こんなものかなあ、とお思いの方も多いでしょうが、
現場に立っている方は、
このことを肌身で感じておられるのではないでしょうか?
この15年ほどで随分補聴器も変わったものだなあと私なども感じています。