イヤーモニターを使うことで
ライブ会場を動きまわったり、、
スタッフのやり取りをスムーズに行うことが出来るほかに、
見逃せない面があります。
それは耳を保護する働きです。

イヤーモニターは遮音効果にも優れています。
たとえば最近
リーダーのグレンフライさんが亡くなられましたが、
イーグルスの20年ほど前のライブ前の映像を見ると
当時40代のメンバー同士が
「耳の調子はどうだい?」
なんて、声をかけているわけです。
これはきっと耳を痛めているメンバーがいるというこでしょう。

しかし、最近ようやく注目を浴び始めたばかりの
イヤーモニターでは
生音が聞こえないこともあり、
ライブでの臨場感を求めるミュージシャンのなかには
使うことを敬遠する人も多いです。

しかし、音はたとえ大きな音であっても
しばらくすると、その大音量に慣れてしまって
その音すら物足りない、なんて思うことも出てきます。
そうして音量を上げることが
いかに、耳に危険な状態であるかは
プロであってもアマチュアミュージシャンであっても変わりません。

ライブが終わってから
耳鳴りや低音や高音が聞こえにくいとか、
体調にもよって
その日の聞こえやすさが変わることを訴える人もいますが、
こうなると一種の職業病だといえます。

また、打ち上げが騒がしい場所で、
お酒やタバコを口にするとなると
耳の休まる暇もないでしょう。
ましてやツアーだったら、
これが一年に何回も繰り返されます。

ライブでは世間の人は
DVDやCDでは得られない
非日常を味わいに行きますが、
非日常を日常的に繰り返す
ミュージシャンにとって、
これからもいい音楽を提供するために
聴覚を保護することは
耳を傾ける必要がある話題の一つといえそうです。